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留学生に向けて

私は全ての留学生を知らないし、みんなの日本での生活と外国での生活を知らないので強くは言えないんですが、社会人から見た交換留学生への思いを綴ります。

今まで生きてきて、年を追うごとに視野がどんどん広がっているので、自分の大学生活を振り返っても、自分がいかに小さな人間だったかって思う。
だからみんなが気づかない事を私は気づいてる事もある。
でもそれは強要したり、上からの圧力でこうしなさいって言いたいわけじゃなくて、道しるべを示してあげたい、という思いがある。
これは完全に私の意見だし、みんなはもう大人だから、一人一人違う考えを持ってると思う。
そんなことないぞって思ったらそれでいい。
ただ、私みたいに考える人がいるんだな、と思ってくれればいいです。

端的に言うと、留学を充実させる努力をしてほしいということ。
なんで留学しているのか考えてほしいなということ。

留学するということはお金がかかります。
学生の人は少なからず親のお金で留学をします。
社会人になったら、時間やお金やタイミングによって、留学に行きたいけれど行けない人がたくさんいます。
なぜ留学をしているんですか?海外が好きだから?経験作り?就職のため?
大学は、なぜ交換留学制度を設けているのですか?評判やお金のため?どんな学生を育てるため?
日本でできることを外国でしていても意味がない。
日本人の友達や、日本語を勉強している子たちと一緒にいるだけでは外国に来た意味がありません。

もっとその国に溶け込む努力をしてみましょう。
どんなに溶け込もうとしたって、リアルな生活、国民と同じ生活は送れません。(これは一年以内の留学では仕方ないと思う。)
だけど、スウェーデン人の生活、スウェーデンで働いている他の国の人の生活、留学生の生活、いろんな人の生活を見てみましょう。

日本に帰ってから、どのようにみんなに報告しますか?
大学で留学体験とか報告する場があるかもしれないし、少なくとも家族や友達にいろんな話をすると思うのでアウトプットする準備をしてください。
インターネットで調べれる事は、日本でも知れるので、肌で感じた事や文化、人の話をできるだけしてください。
実はこれはインプットにも影響してきて、誰かに何かを話そうって思ったら自然に行動範囲が広がるだろうし、自分の記憶にも残りやすい。
そのときの出来事は思い出せても感動や感情はあとから思い出せないので、その時々でメモしておくといいと思います。
このアウトプットは、みんなの留学体験をそのまま反映させるもの。
これから留学に行く後輩や、留学に行きたいと思ってる人たちに魅せれるように、「楽しかった」とか「人生変わった」とか、誰かと同じような事だけ言うんじゃなくて、実際に生活した人にしかわからない、深い話を。

私はこの一年、予想以上に充実してて、特にプライベートの時間に多くのインプットがあって、自分が変わったというよりは、知らなかった世界を知れたと言う感じ。
だからこそ、授業以外の、プライベート時間がすごく大事。
留学は、海外の授業を受ける事だけじゃなくて、日々の生活も留学。

ただ得る情報だけじゃなくて、自分から掴みにいってください。
自分で一生懸命チャンスを探してください。
ここでは、様々な取り組みがいろんな企業やボランティアで行われていて、いろんな国の人と交流するチャンスがたくさんあります。
私はそういったものによく参加しています。
それはインターネットやFacebookで探せば簡単です。それをしてください。
そして友達とではなく、試しにたった一人で参加してみてください。
始めは緊張します。でも、多くの人は他の国から来ていて、同じように人脈を広げようと努力しているので、誰もあなたを排除しようと言う気持ちのある人はいません。
変な劣等感や恥ずかしさが、自らを排除しようとしてしまいます。
それは相手にも伝わり、あれ、この人自分と話したくないのかな?という思いにさせてしまいます。
英語力ではなく、コミュニケーション力が大事です。
聞く姿勢、話す姿勢、参加しようとする姿勢が大事。

あと残りのここでの生活、自分自身をフル稼働させなければ、いる意味がない。
時間とお金の無駄になってしまう。
日本にいるときよりも時間があるはず。
本来は日本にいる時+αの事が出来るものだと思う。
今この時間に、病院では病気やけがで苦しんで、何かを諦めなければいけない人がいる。
他の国では、戦争におびえたり、明日のご飯のお金がなくてつらくて、学校にも行けない子がいる。
でもみんなは違う。みんなが今ココにいるのは、健康に生まれて、大きな事故や病気もなく、小中高、そして大学に入れた。それは家族、先生、友達に恵まれてきたから。
なんでみんなが周りの人に恵まれたかというと、みんな一人一人が素敵な人だから。
だから、今ココで生きてるし、ものすごくラッキーな人たちなんだよ。
だからこそ、私たちは、いろんなことに挑戦して、好きな事やって、人生を楽しむ義務がある。
一生懸命生きないと、それをやりたいのにどうしても叶わない人たちに失礼だ、と私はいつも心に留めている。

あの時こうすればよかったと、帰った後に後悔したとしても、意味がない。
前を向いて、今出来る事を考える。
やり直したい事があれば、いつからでも挑戦できる。

でも、スウェーデンという未知の世界で日本から離れて暮らすのは大変だと思うし、みんなもうすでに頑張ってると思う。
心と体の体調を崩してまで頑張ってほしくはない。
だけどみんなにはこうして大学の友達もいるし、ここで出会った日本人の友達もいるから、彼らを心のよりどころにできる。
辛かったら支え合ってほしい。
でもそれまでは、どんどん外の世界に出て、自分を厳しい環境に置いてもいいと思う。
絶対強くなれるし成長する。

最後に、日本に無事に帰る事が一番大事。
これから旅行に行く人もいると思うけど、事故に気をつけて、健康に気をつけて、そしてこれからも自分自身と周りの人を大切にして、素敵な人生を歩んでください。
留学は日本に住むのとは違うので、大変な事や凹む事も多い。
たくさん失敗してください。きっとそれは、自分自身を高める努力や、日本にいる外国人、その他留学生への優しさに変えれるはずです。
ここで一生懸命頑張った事は、帰国後のあなた自身の性格や日本での生活を変える力があると思います。

そして、日本に帰国したら、あなたたちが次の留学生にいろんなアドバイスを送る番です。
そのときも、驕らずに真摯な態度で接してください。
応援してくれている家族や、留学に行きたくても行けない人たちのためにも、この一年くらい、一生懸命になりましょう。

私はすでに社会人で、留学に行きたいのに行けない、情熱を持った友達をたくさん知ってるし、自分もそのうちの一人だったけどラッキーなことに留学できて、だからこそ友達の分まで一日一日惜しみなく過ごそうとしてきた。
だけど、実際留学に来ている留学生たちの生活には、予想よりも情熱は感じられなくて、なんだかもったいないなと思ったので今回この記事を書きました。
反論もあると思います。でも、第三者(私)にはこう見えているというのも一つの事実として受け取ってください。
気分を害したらごめんね、だけどね、みんなのことが大事だからだよ。
みんなにもっともっと楽しくて充実した生活を送ってほしいって応援してます。

留学生活が、留学生の人生のプラスとなりますように^^



コメント
[8] YURINSKA | 2014/03/17 18:03
はい!応援してます^^
こちらこそ訪問ありがとうございました^^
もし何かあればお気軽にメッセージ送ってください!
[7] かい | 2014/03/16 12:01
遅くなりました>_<
そうなんですね。
JICAなども調べてみようと思います!
発達分野のもたしかありました!!
今は今できることを
しっかりしながら、人脈つくって、
情報収集していきたいとおもいました!
ゆりさんありがとうございました!
また何かあった時連絡させてください^_^
ありがとうございます!^ ^
[6] YURINSKA | 2014/03/14 23:49
たしかに戦争があるとちょっと怖いですが、基本的にはそこまで危険な地域は派遣地になってないと思います。
青年海外協力隊の説明会も全国各地で開催されてるので、行ってみるといいですよ^^
モチベーションに繋がると思います!
そうですね、PTやOTの留学は珍しいですが、Dr.の留学は短期であれば多くの先生が経験している事だと思うので、情報も得られやすいです。
子供たちのリハいいですよね!
私もあまり情報がないですが、JICAのニーズは小児病棟も多くあったと思います。
どこかいい道がひらけることを祈ってます^^!
[5] かい | 2014/03/14 21:58
ゆりさん^_^
そういってもらえてとても嬉しいです!^_^
青年海外協力隊なども行きたいです!
貧しいことやお風呂がないことはいいのですが、
派遣する国が戦争していると躊躇してしまいます、、
私はまだまだ考えが甘いですよね。

上司の方にも大御所と呑みに行きなさいと言われました。笑
そうなんですね!!!
研究班なんて、、!すごいです!!!
ドクターとの関係って大切ですよね
ドクターと会うこと全くないんです(._.)

辞めたということは、実費なのですか?!
いくらためたかききたいですけど、、ここでは聞けないので
想像しておきます^_^

私の病院は診療所で、研究などしてません
なので、やはり短期の病院見学しか難しいかもです。
今はとりあえず目の前の子供たちのリハで精一杯なので
余裕がでてきたら研修などの病院のことも考えて行きたいです。
海外研修制度のある病院も調べてみようとおもいます。
[4] YURINSKA | 2014/03/14 01:15
私もかいさんのような方がコメントしてくれて嬉しいです^^
私も始めはただただ海外に行きたいという曖昧な理由でした^^;
そうですね、やっぱり語学留学は少しもったいない気がします。何かに参加しながら英語のレベルも上がっていくようなものを見つけられるといいですね。
JICAもその中では一つの手です。生活費等も支給されるので、金銭面も安心かと思われます^^
私のように研究員としての留学は、実費になってしまうので、貯金が必要です!

人脈は、医療関係者だけでなく、ただいろんな分野の人に会って、つながりを作る事が社会人では大事です。
チャンスも増えるし、楽しい事もたくさん増えると思います。
私は大学病院に勤務していて、整形外科の研究班に所属していました。今回の留学もそのドクターのつながりで来れたんですが、病院は辞めてきているので、留学と病院には関係がないです。
海外研修制度を設けてる病院も確かあったと思います。
今の病院で経験を積んでから、そこへ転職…というのも一つの手かもしれません^^

海外での病院見学は出来ても、臨床実習は難しいです(免許がないので)。
日本で研究も積極的にして、海外で研究員として参加する、または頑張ってマスターを海外でとる…のが、長期で滞在できるきっかけかもしれません^^!
[3] かい | 2014/03/13 21:45
ゆりさん!!
セラピストの若いゆりさんので留学しているかたに
始めて出会って、お返事を下さり本当に嬉しいです!!

初めは海外ぎただ好きという気持ちだったのですが、
今はセラピストになれたので
海外の発達分野をもっと知りたい気持ちが大きいです。
もし、臨床実習が無理なら
言語留学でもいいかなと思っているのですが
やはり、行くなら活かせることをしにいきたい
と思います。
大げさですが、このまま広い世界を知らず死ぬなんていやなんです 笑

人脈ですか、、
小さい診療所なのですが
少しずつしを広げていきたいです!!
ゆりさんはおおきな病院なのですか?
やはり大きい方が留学などもできるのかな、、
など思ったのですが、、
ゆりさんとお話しできて嬉しいです!
ありがとうございます!!^_^
[2] YURINSKA | 2014/03/13 07:37
かいさん
コメントありがとうございます^^
私は実はPTで、私もかいさんと同じように、留学か、またはとにかく海外に行きたいと言う思いがありました。
この文章は、スウェーデンで出会った交換留学生(医療は関係なく、文系の子たち)に読んでほしくて書いたので、いろいろな国の人との交流というのは、この文章の中では、年齢、性別、国関係なく、とにかくいろんなところに飛び込んで、とにかくいろんな人に触れ合ってほしいというメッセージです^^
正直言って、なんで留学に来てるんだろうという子たちも中にはいます(常に日本人と一緒にいる、新しいところに行かない…など)ので…。

やっぱり海外に住まないとわからなかったことのほうがたくさんありますが、日本にいるときには英語の勉強とか、人脈を作っていく力(日本人、外国人関係なく)を養っていくのがいいかなと思います^^
お役に立てて嬉しいです!
私でよければできる限り協力しますので、遠慮なく連絡してください^^
[1] かい | 2014/03/12 20:16
こんにちは、
私はOT1年目のかいというものです。
わたしは留学するのが昔からの夢で
今はOTになれたので
OTとして勉強したいとおもっています。
しかし、職業留学や社会人留学はあまり記載などがなく、
無理なのかと思っているときに
若いゆりさんのブログを
みつけてコメントしました。
色々な国の人との交流というのは、
OTのとかでなく、
JAICAとかも含めですか?
今はまだ日本でまず勉強する身ですが
いつか夢を果たしたいので
わたしも自分から様々なことに挑戦していきたいとおもいます。
そこで、海外の方との交流というのは、
OTのということだけでなく、
JAICAなどもですか?
このブログを作ってくださり、ありがとうございます!!
なかながとすみません。
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